2004.05.18 オスグロトモエ E5000
暖かい南向きの土手にオスグロトモエがいた。 オスグロトモエは春に現れるものと夏に現れるものとで、色や模様が違うらしい。 夏に現れるものは全体が黒っぽく、前翅にはトモエガ独特の巴状の模様があるそうだが、春に現れるものはご覧のように全体が薄茶色で、前翅の模様についても「ひょっとして巴状?」というくらい薄くてはっきりしない。 春型と夏型の違いには、それなりの理由があるのだろうが手持ちの図鑑等には何も書いてない。 そこで私はいつものクセで勝手に想像してみた。 春はご覧のように冬に散った落ち葉が残っている。 その落ち葉に擬態しているのではなかろうか? というのも、このオスグロトモエは土手の繁みから翔び出してきて、すこし離れたところに着地した。 着地点を目で追っていたので、近づいてみたのだが、最初はどこにいるのかよく分からなかった。 それくらい周囲の落ち葉の中に溶け込んでいたのだ。 だからこれは擬態ではないかと・・・。 あくまで私の勝手な想像だが・・・。
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