2004.04.25 キンバエの1種 E5000
写真館」を見ていただくとお分かりのように、昆虫を分類別にみた場合、私の掲載しているものにはかなりの偏りがある。 現時点で甲虫類(鞘翅目)が178種であるのに対し、ハチ・アリ・アブなどの仲間(膜翅目)は36種だ。 それは甲虫の種類が圧倒的に多いということもあるが、私の関心の高さや、同定の難しさなどが多分に影響している。 たとえばこのキンバエは、自宅周辺では四季を通じて至るところで見られる極めて普通種であり、撮影意欲が湧かないというのが正直なところだ。 しかもキンバエには似たような姿形の種がいくつかあり、図鑑にはそれなりに同定ポイントが掲載されてはいるものの、私は同定しきれない。 このような理由からこれまで掲載はおろか撮影することもほとんどなかったが、今日はたまたま足下の葉上に光る、その金属光沢のある青緑色の体に魅かれて撮影してみた。 撮ってみるとこれが面白い。 何が面白いかって、その複眼だ。 昆虫の眼は複眼、つまり小さなレンズが集まってできている。 人間の肉眼では中々そこまでは分からないが、このキンバエの顔をアップした画像をこちらに置いているので、見て頂ければ“複眼”ということがお分かりいただけると思う。
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