2004.04.09 ナナホシテントウ(幼虫) E5000
至る所でアッという間に伸びているカラスノエンドウでは、アブラムシ、アリ、ナナホシテントウという3者の緊張関係が展開している。 カラスノエンドウの汁を吸うアブラムシは、お尻から甘い排泄物を出す。 その排泄物はアリの大好物だ。 ナナホシテントウはアブラムシを食べる。 だからアリは アブラムシを食べに来たナナホシテントウを追い払う。 攻撃されたナナホシテントウは脚の関節から臭いのきつい黄色い汁を出して反撃する。 それぞれの利害による行動は、人間のそれと同じようではあるが、彼等の場合は絶妙なバランスで均衡を保っている。 私達も彼等のバランス感覚を、謙虚に見習わなくてはならないのかもしれない。
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