2003.07.23 樹液 E5000
移動中の道路沿いに、樹液の噴き出しているクヌギがあったので車を停めて降りてみた。 おびただしい数のカナブンや、ルリタテハ、そしてオオスズメバチなどが集まっていた。 オオスズメバチにトラウマを持つ私は、その姿を見ただけでもうダメだ。 恐る恐る右手を伸ばしてシャッターを押したが、ご覧のようにピンボケ画像・・・。
ところで今日の地元紙の記事を見ると、近所の某公園で「親子で自然体験」なる催しがあったようだ。 なんでも300人の親子が集まり、直前に放たれたカブトムシ(もちろん養殖されたもの)を捕まえるのだそうだ。 催しの中にはジャンケン大会があり、勝ち抜いた子供にはオオクワガタがプレゼント、捕れなかった子供達にも用意しておいたカブトムシをプレゼント・・・何が自然体験なんだか・・・。 この催しはもう何年と開催されているのだが、毎年疑問に感じてしまう。 だって、わざわざ企画しなくても、この周辺は自然だらけなんだから、第三者にお膳立てしてもらわなくても、いくらでも自然体験できる。 体験を必要とする現代社会云々はともかく、このような企画、そして参加意識ってどうなんだろう? 本当に自然体験したければ、自主的に公園奥地の森林に入ってゆけばイイだけのことだ。 公園周辺にはカブトもクワガタも多数生息している。 もちろん多少の苦労はある。 カに刺され、ノイバラにひっかかれ、カヤで手足を切ったり、時にはハチやムカデに刺されたり・・・。 そうやって苦労して見つけた一匹のカブトムシには、ジャンケンで勝ち抜いてゲット(←これって耳障りな表現です)したオオクワガタよりも、間違いなく大きな感動と喜びをもって接することができる。 自然の楽しさを感じると同時に、自然の危険さも身をもって学ぶことができる。 こんなこと言うと「事故があった時の責任は誰がとってくれるんだ」なんて親がいるそうだが、「子供の責任くらい親がとれ!」と言いたい。 他者にお膳立てしてもらって、問題が起きたら他者のせいにして・・・これでは世の中がおかしくなってしまうんじゃないかと思うのは私だけだろうか?
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