2003.07.15 シオヤアブ E5000
車を停めて野に降り立つと、様々な音が聞こえてくる。 賑やかになったセミの声に混じって、「プ〜ン」という羽音で飛び回るシオヤアブ。 写真のように交尾中のものも多く、この状態のまま飛んでいる姿もよく見かける。 本来前に向かって飛ぶものが、後ろ向きにくっついているのだから、飛び方はぎこちない。 そして雌雄には体格差があるので翅の大きさが違い、羽音の高さもかなり違っている。 これが上手く3度や5度でハモってる(ドとミとか、ドとソ等)といいのだが、大抵は微妙なウネリを生じる不協和音となる。 しかしながら、それは音楽理論上の不協であって、野で聴いている分にはユニークなBGMとなって楽しませてくれる。
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