2003.03.31 ヤマトシロアリ E5000
降り立った荒れ地には、小さな虫が無数に飛び回っていた。 服にとまったものを見ると、ヤマトシロアリの王アリ(俗に言うハネアリ)だ。 湿気のある朽木などで繁殖するヤマトシロアリは、早春から初夏にかけて、暖かい日を選んで女王アリと王アリによる結婚飛行が行われる。 この結婚飛行で結ばれた女王アリが、新たな場所で家族を増やしてゆくのだ。 激しく動き回るうえに、若干の風で翅が揺らされているという状況だ。 イタドリハムシの失敗を教訓に、シャッター速度優先で撮ってみた。 シロアリと聞くと、嫌悪感を抱いてしまいがちだが、こうしてみると、なかなか美しいじゃないか、と思ってしまった。 もっとゴチャゴチャした雰囲気がお好みの方には、別の場所で撮ったものをこちらに載せておきました。
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