2003.03.20 コガタルリハムシ E5000
よく晴れた暖かい1日だった。 休耕田のスイバやギシギシの葉には、おびただしい数のコガタルリハムシが群れている。 盛んに動き回る彼等の目的は交尾だ。 ご覧のように1匹のメスに2匹、3匹のオスが集中して、争っている光景をよく見る。 自己の目的達成のために争うのは、コガタルリハムシのオスに限らず、あらゆる生物が常に争いを繰り返している。 それは人間とて例外ではなく、ついに・・・というか、やはり今日、イラクに対するアメリカの攻撃が始まった。 残念でならないし、とても悲しいことだ。 誰が正しいとか、誰が悪だとか、そんなことは私には分からない。 フセイン大統領にしろ、ブッシュ大統領にしろ、小泉首相にしろ、そう判断せざるを得ないもの、つまり世論を敵に回してでも、国益(あるいは自己利益かも)優先という悲しい立場に立たされているのだろう。 例えば私だって家族(自分を含めて)に危険が迫っているという状況になれば、何をしでかすか分かったもんじゃない。 人間というものは、生きているということは、つくづく悲しいことだと痛感する。 願わくは、両大統領 並びに、支持表明した各国首脳の方々には、理由はどうあれ戦争を起こし、支持することへの悲しさを自覚して頂きたい。 間違っても正当化して欲しくはない。 今日の演説を聴いていてもブッシュ大統領が「(この戦争に勝てるよう)神のご加護がありますように」、フセイン大統領が「神の力で勝利する」などと、キリスト・イスラムの違いはあれども、本来は救済活動をする絶対者である神を、自分達の利益のために利用し、自ら犯す罪を正当化するような発言はして欲しくない。 そんな都合のよい神が存在するはずはないし、もしも存在するとすれば、それは邪神にほかならない。 
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