2003.03.02 ルリタテハ E5000
一日中雨が降り続いた昨日とは、打って変わっての暖かい晴天の一日だった。 気温は15度くらいまで上がり、3月下旬なみの気候。 こういう日は、きっと越冬から目覚めたチョウ達が日向ぼっこをしているだろう、と思って買い物帰りに、毎年この時期にルリタテハに出会える場所に行ってみると、案の定いました。 普段は中々近づけないルリタテハも、陽当たりの良い石の上で体を暖めている時は10cmくらいまで近づいても大丈夫。 いろんな角度から撮ることができたが、この写真がちょうど翅の裏表が同時に見れて面白い。 表面は黒地に鮮やかな蛍光水色なのに、裏面は暗褐色の枯葉のようであまり美しいと思わない。 ルリタテハの翅を見ていると、外面に善人を装っているものの、中身はドロドロと欲や怒り等が渦巻いている我が身が重なってしまう。 いや、私なんかとは比べ物にならないくらい純粋であろうルリタテハに重ねてしまうのは失礼だろう。 表面は雌雄間におけるサインであり、裏面は外敵に対するカモフラージュという、いのち を繋いでゆくための素晴らしい智恵なんだから。
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