2002.10.17 オオセイボウ  E5000
野良仕事を終えて後片づけをしていると、傍らの石に青紫緑色の金属光沢のある美しいハチが飛んできた。 見ていると石の側面の泥の塊に頭を突っ込んでいる。 この泥の塊はスズバチの巣だ。 これはオオセイボウというハチで、スズバチの幼虫に寄生する。 頭を突っ込んで覗き込んだ後、クルリと向きを変えて上画像のようにお尻の先を巣の中に入れて、卵を産み付けていた。 これでは子供のエサにとイモムシを捕まえたスズバチの苦労は水の泡だ。 セイボウは見た目はハッとさせられるくらい美しいが、やることは中々いやらしい。 でも、セイボウもスズバチもイモムシも、そしてイモムシに食べられる植物も、皆生きること、子孫繁栄のために必死なのだ。
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