2002.07.08 シロテンハナムグリ E5000
そろそろ終りの近づいてきたネムノキの花に、シロテンハナムグリがいた。 ただでさえ萎れているのに、頑丈な足で引っかき回すものだから、花は悲惨な状態になっている。 美しく咲き誇っている時と比べてみると、ネムノキの花ファンの私としては悲しくなってしまう。 同時に、30代後半になって、体力の落ちてきた我が身を重ねて見てしまった。 しかし、花も私もただ単に空しく終ってゆく存在ではない。 萎れた花はやがて実となるし、散った花びらも大地となって残った木を支えてゆく“はたらき”になる。 それは人であっても同様で、この いのち は決して無になるために存在しているのではないと思う。
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