2002.07.07 アブラゼミ E5000
夕食後に一服を兼ねて庭に出ると、モミの木にアブラゼミの幼虫がいた。 成虫の鳴き声は聞くのだが、姿を見るのは今年初めてだ。 若干台風の影響が残っているような風が吹く中、細い枝にしっかりとつかまって羽化のタイミングを窺っているようだった。 
私は「セミの幼虫は土の中に7年」と憶えていたが、最近読んだ本によると、どうやらそうではないらしい。 15年前くらいから、セミの飼育装置が発案され、その後の実験結果によると、
 ミンミンゼミ  2年・3年・4年
 ツクツクボウシ 1年・2年
 アブラゼミ   2年・3年・4年
 クマゼミ    2年・4年・5年
 ニイニイゼミ  4年
ということが分かってきたようだ。(参考文献『ぼくらの昆虫記』盛口満著 講談社)
これを見ると、種類によって、また同種内でも幼虫期間にバラツキがあるのが分かる。 いずれにしても、思っていたよりも短い、特にツクツクボウシなんて1年のものがいるとは驚きだ。
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