2002.07.06 クワカミキリ E5000
台風5号の影響で、1日中強い風が吹いていた。 夕方には風も治まってきて、裏山ではヒグラシの合唱が始まった。 ヒグラシと、そして今年初めて聞くアブラゼミの鳴き声の中、裏の畑のイチジクの木を見に行った。 昨年の散策記をご覧下さった方は憶えておられるかもしれないが、とにかく昨年の初夏から夏にかけては、我が家のイチジクはカミキリムシだらけで、ついに根元からボキッと折れてしまった。 それでも細々と生き続けている枝を、クワカミキリがその頑強な大アゴでガジガジとカジっていた。 1歳の娘達に時々噛みつかれる経験から、イチジクの辛さがほんの少し分かるような気がした。 私の場合は「痛い!!」と叫ぶことができるけど、イチジクは何も言わないんだよね。 そう思うと、庭の草を抜くのにも罪悪感を覚えてしまう。 しかしながら、抜かないわけにはゆかない立場からは、ただただ「ゴメンナサイ」と謝るばかりだ。
 TOPに戻る