2002.06.12 オオクチブトゾウムシ E5000 
頭上の葉の裏に、ゾウムシらしき虫がいるのに気がついた。 引き寄せてみると、茶褐色の体に薄緑色の粉をふいた美しいゾウムシだ。 山溪フィールドブックスの『甲虫』に照らし合わせてみると、どうやらオオクチブトゾウムシに間違いなさそうだ。 夕方だったので、光の加減などに苦労し、あぁでもない・こうでもない、と試行錯誤している時に、待ちくたびれた愛犬がヒモを引っ張ってブレてしまったり、かなり苦労した。 恥ずかしながら、そんな時に「チョビ(愛犬の名です)がいなけりゃ楽に撮れるのに・・・」という思いが沸き起こってくる。 一日中クサリに繋がれて、朝夕の散歩をなによりも楽しみにしている愛犬の立場に立ってみると、そんな思いを抱いた自分が情けない。 もとより、私が虫撮りを始めるきっかけになったのは、朝夕の愛犬の散歩だった。 つまり愛犬のおかげで虫撮りの楽しさを知ることができたのにね・・・慚愧の思いから、今日はいつもより30分長く野山を一緒に歩いた。
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