2002.06.04 カメ E5000 
まだ6月に入ったばかりだというのに、連日の真夏日だ。 6月ってこんなに暑かったけ? 
通りかかった山間部の田んぼに降りてみると、苗がひとつ倒れている。 犯人はカメだ。 最初この画像の見出しを「タガメ」としようかな、と思ったけれども、それじゃ詐欺になってしまうので「カメ」とした。 タガメは私にとっては憧れの虫だ。 いつかは天然ものを見てみたと思いながら30年以上が過ぎた。 デリケートなタガメは、かつてのおびただしい農薬や、外灯・照明などの乱立によって激減し、この頃ではペットショップや昆虫園以外で見たという話を聞かない。 きっと今でも奥地のどこかにひっそりと棲息しているだろうなと夢見つつ、当面はその名前の由来ともなった「田にいる亀」の姿を楽しんだ。 強い陽射しの下、カメのつかっている水は、ぬるま湯のようになっていた。 なんとも素敵な露天風呂だ。
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