2002.05.26 ホソミオツネントンボ E5000 
水が入り、苗が植え付けられた田んぼに、ホソミオツネントンボが多数集まっている。 トンボには珍しく成虫で冬越しした彼等は、奇麗な水色に染まって交尾・産卵のために水辺に戻ってくる。 産み付けられた卵は、比較的短期間の幼虫期を過ごして、真夏頃に羽化してそのまま冬を越するらしい。 ということは幼虫期と田んぼに水がある時期とが一致している。 もちろん人間の稲作に合わせているわけではなかろうが、こうして里山の田んぼを舞うホソミオツネントンボを見ていると、これが自然と人間とのギリギリの共存点なのかな、なんてことを考える。 山や川に少しばかり手を入れて、自然の恵であるお米を食べる・・・それ以上自然に手を加えるべきではなかったのかもしれないなと・・・思いはするものの、実際には舗装された道路を車に乗ってここまでやって来てるんだけどね。
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