2002.04.29 ツマグロヒョウモン E5000 
八分咲きとなったサンザシの木には、今日も多くの虫達が集っている。 ザッと見渡しただけでも、コアオハナムグリ、ハナムグリ、クロハナムグリ、ヒラタハナムグリ、コガネムシの仲間、ベニカミキリ、ミドリカミキリ、ジョウカイボン、アオスジアゲハ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモン、シャクガの幼虫、クサギカメムシ、キバラヘリカメムシ、キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、クマバチ、ミツバチ、各種ハエやアブの仲間多数・・・もの凄い数だ。 その頂上を陣取っていたのがツマグロヒョウモンだ。 高い所から悠々と下方の盛況ぶりを眺めているようであった。 
盛況といえば、この度の大型連休は、海外旅行する人が多いそうで結構なことだ。 不況 不況と深刻な様相を見せる日本経済だが、これだけの人が海外旅行できるってのは、世界的に見れば裕福な証拠だ。 どうしても良き時代(バブル期)との比較において好・不況を論じがちだが、とどまることを忘れた欲望は、おそらく破滅をもたらすのではなかろうか。 社会の複雑化は人々の精神的負担を増大させ、自然生態系の破壊は人体と無関係ではない。 どこかでブレーキを踏まねばならないけれども、周囲を見ては踏みあぐね、皆で渡れば恐くないと、危険から目を反らして突っ走っている。 虫や植物等の持つ、自然の美しさ楽しさを知ることが、少しはブレーキになるんじゃないかなぁ・・・などと偉そうなことを言いつつも、デジカメ&パソコンという便利なハイテク機器でアクセルを踏んでいる私は確信犯なのかもしれない。
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