2001.12.28 ススキ
山口市(県庁所在地です)に仕事で行った帰り道、山越えをしていると太陽の光を浴びたススキがキラキラと輝いているのが目に付いた。 車を停めて、定番である逆光気味のアングルで撮ってみたが、う〜ん、イマイチ雰囲気がでてないなぁ。 実際には日陰になった山を背景にして、浮かび上がるように輝いていた。 光と影の関係・・・影は光があるからできるんだけど、光は影によっていっそうその輝きを増す。 光だけでは、明るいだけでは「深み」というものが出てこないと思う。 私はヨーロッパ、特にイギリス系のロックをよく聴くが、それはやはりアメリカ系の健康的な明るいロックに比べて、どこか影を持った深みを感じるからだ。 先日クリスマスについてあれこれ書いたが、今の日本の盛り上がり方は、ただ光だけを見ようとしているように思う。 明るい部分を見るのは、それはそれでいいのだが、クリスマス〜キリスト教の根本には「原罪」という深い自己内省がある。 だからこそ深い感謝の気持ちが起こってくるのではなかろうか? 今の世の中は暗いニュースが多い。 不況だ、殺人だ、戦争だ、狂牛病だと、滅入ってしまうことばかりだ。 その憂いを吹き飛ばそうと、非日常的なイベントで盛り上がるのは結構だが、根本的な解決にはならないだろう。 もっともっと影の部分を正面から受けとめて、深く考察する作業が必要ではなかろうか。 
う〜ん、今日は虫がどこにも登場しなかった。 実際この時期になると、私みたいにポヤ〜ッと散策しているくらいでは中々虫に出会えない。 ま、それはそれで楽しいんだけどね。
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