2001.07.21 アキアカネ
この華山というところは、実に昆虫の多いところだった。 甲虫やバッタ、セミ、トンボ、チョウなど、とにかくウジャウジャといる。 特にチョウやトンボが多かった。 実際、大きな捕虫網を振り回しているオヂサンに出会ったりしたので、結構有名な所なのかもしれない。 
華山頂上にいたのは、わずかな時間ではあったが、とても楽しく過ごせた。 私の趣味につきあってくれた知人には感謝している。 その知人が「こうやって山や川で虫を見て歩くのって、とても心が和むね」と言っていた。 とても嬉しく、有り難い言葉だった。 頂上には、夏の間避暑にきているアキアカネが群れ飛んでいた。 アキアカネは、真っ赤なアカトンボとなって里に降りてゆく秋まで、こうやって高い所で過ごす。 そのうちの1匹がススキの穂先にとまり、眼下に広がる里を眺めているようだった。 自分が生まれ育った里、そして秋の訪れと共に再び降りて子孫を残し、自らの命を終えてゆく場所を・・・。
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