2001.06.02 サトキマダラヒカゲ
優雅で華麗な印象をもたれやすいチョウの仲間の中で、このサトキマダラヒカゲが属するジャノメチョウの仲間には褐色を基本とした地味なものが多い。 恥ずかしながら幼少の頃はガの仲間だとばかり思っていた。 さらに当時はチョウとガを比較して、「チョウの方が価値が高く、ガは嫌でつまらないもの」などと、相対的な価値観にドップリとつかっていたので、ジャノメチョウの仲間には見向きもしなかった。 しかし、こうしてじっくりと観察すると、その幾何学的な複雑な模様の配列が魅力的に感じてくる。 固定観念や先入観にとらわれることこそが“つまらない”ことなんだなぁと教えられる。
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