2000.11.22 ツチイナゴ
ベニシジミなどは別として、この時期見かける成虫の虫は、そのまま越冬するものが多い。 サッシや洗濯物について強烈な臭いを発するカメムシなんかは成虫で越冬する身近な虫の代表だ。 この秋から我が家の裏庭にあるフジの葉っぱに住みついているツチイナゴも成虫で越冬する。 過去の散策記でも掲載してきたので、この顔に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれない。 
なんとも表情豊かな顔つきであるが、このツチイナゴの場合はあまり活き活きとしているようには見えない。 たぶん右手(右前足)を立て、左手(左前足)はヒジをついているように見え、どことなく酔いつぶれてカウンターにもたれ掛かっているオヂサンのように見えるからだろう。 そういえば地元の小料理屋で時々出会う、知人のSさんが酔っぱらってオカマ言葉を使いだすとこのような表情になる。 いや、ひょっとして私もこんな表情で酒を飲んでいるのかもしれない。