2000.11.22 ベニシジミ
昨夜(今朝)は夜中の1時前まで仕事をしていたため更新する間がなかった。 っていうか、デジカメに触れる時間さえなかったので、精神的にかなりストレスがたまっていた。 そんな日は、寝る前の2・3分、『記憶スケッチアカデミー』という本を読むと、実に幸せな気分で眠りにつける。 妻が時々読んでいる『通販生活』という雑誌に連載されているものを一冊の本にまとめたものだが、これが強烈なインパクトとシニカルな笑いに溢れているのだ。 久しぶりに“ツボにはまった”一冊である。 
で、虫の話だが、午後移動中に農家の前の南向きの斜面に花壇があったので、車を停めて近づいてみると、ベニシジミが橙色の花びらにとまっていた。 蜜を吸っているわけでもなく、ただただジッとしていた。 昨日からかなり冷え込んできたので、虫達もあまり活発に動けないのだろう。 いくらカメラを近づけても動こうとしなかった。 ベニシジミは幼虫で越冬するため、成虫は冬までには皆死んでしまう。 このベニシジミも、もうそんなに長くは生きられないんだろうな、と思うと、ベニシジミの橙色の羽が、やがて散ってゆくであろうこの橙色の花びらの1枚に見えてきた。