2000.10.17 アカボシテントウ
昼過ぎに九州での用を済ませ、午後からは山口県の表玄関、小郡町での会議に向かった。 関門橋を渡って中国縦貫道を一路東に。 途中、用足しに美東サービスエリアに立寄った時、便所の裏手にコナラの木を見つけたので、あまり期待せずに見に行った。 高速道路のサービスエリアということで空気が悪いせいだろうか、コナラの葉っぱはくすんだ緑色で、あまり健康そうではない。 一枚の葉っぱにアマガエルがいた。 アマガエルがいるということは、そのエサである昆虫がいる可能性が俄然高くなった。 何枚かの葉っぱを見てゆくと、漆塗りのような黒光りに、赤い模様の入った小さな虫がいた。 アカボシテントウだ。 アカボシテントウはクヌギやコナラの木につくカイガラムシが好物らしい。 他の多くのテントウムシの模様がくっきりしているのに対し、アカボシテントウの赤い模様は、その縁にグラデーションがかかっていて、ボウッと浮かび上がった感じでとても美しい。 光の加減によっては、より暗い赤に見えて、あたかも半透明の黒い半球体の中で赤いダイオードが発光しているようにも見える。 その姿が、愛用しているELECOM社のマウスに似ていると思ってしまうのは私だけだろうか?