- 2000.10.14 アサギマダラ
- 明け方の肌寒さはこの秋一番?と感じるような涼しさだったが、日中は秋晴れの清々しい一日だった。 たまには妻の機嫌をとろうと、買い物に付き合うことにした。 途中、海に近い田園の奥にため池があったので立寄ってみた。 両脇の草木が生い茂り、ひんやりとした農道を進むと、セイタカアワダチソウの花にアサギマダラがいた。 羽を開くと10cmもある大型の美しいチョウだ。 アサギマダラは春に羽化した後、夏にかけての気温上昇に伴って北へ長距離移動し、秋になって気温が下がってくると再び南へと戻ってくるらしい。 といっても同じ個体が春から秋まで長距離移動するのではなく、途中に1〜2回世代交代があるらしい。 今日出会ったアサギマダラは成虫としては、今年の最終組になるものと思われる。 冬は幼虫で越すため、この時期の産卵は関東以西の沿岸地域に限られるらしい。 アサギマダラはその大きく美しい羽も特徴的だが、右下のアップ画像のように、白黒のマダラ模様になっている胸も印象的だ。
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