2000.10.12 ホシヒメホウジャク
雨が降ったり、晴れたり曇ったりと、天候の安定しない一日だった。 夕方の散策では、少し肌寒さを感じるようになった。 そういえば、昨日までわずかに鳴いていたツクツクホウシの声を聞かなかったなぁ。  風も多少吹いていたし、目立って活動している虫にはなかなか出会えなかったが、今がシーズンのセイタカアワダチソウの花に、ホシヒメホウジャクが来ていた。 ホシヒメホウジャクはスズメガの仲間で、オオスカシバと同じように、飛びながら空中で停止した状態でストロー状の口を伸ばして花の蜜を吸う。 飛んでいる時は、他のガやチョウが“ヒラヒラ”あるいは“パタパタ”という雰囲気なのに対して、“ブーン、ブーン”とハチのような音がする。 不意に頭の近くに飛んできた時などは、その音と全体の形から苦手のスズメバチと勘違いして、小心者の私は思わず身をすくめてしまうことがある。