2000.10.04 シマヘビ
チキン南蛮弁当に満足し、そろそろ帰ろうかと遊歩道を歩いていると、突然妻が悲鳴をあげた。 近くにいたカップルが振り返るほどの悲鳴だった。 何事かと近づいてみると、1匹のシマヘビがいた。 妻と愛犬はヘビが苦手なのだ。 私はヘビなど恐くもなんともない(マムシは別)ので、そのままやり過ごそうかと思ったが、何か様子が変だ。 グネグネにトグロをまいているシマヘビの口から何か出ている。 シッポは異常なまでの威嚇大勢をとって、ガラガラヘビみたいに小刻みに震わせている(写真中央のブレている部分)。 よく見ると、シマヘビは別のヘビをくわえているではないか。 しかも頭から飲み込んでいる。 遠い昔、少年時代に一度、このような場面に出くわしたことがあったが、あまりはっきりと憶えていないので、今日のこの光景はかなりインパクトが強かった。 カメラを近づけるとシマヘビはかなり緊張して威嚇してきたが、そのうちクルリと向きをかえて、土手を上り始めた。 頭を飲み込まれたヘビは、それでも必至に抵抗をしているようで、シマヘビの首元に巻き付いて締め上げているようだった(下画像)。 一瞬の出来事だったが、自然界の凄まじさを垣間見たようであった。