2000.09.30 サトクダマキモドキ
今日は所用で九州に行っていたため、散策に行けなかった。 日の暮れた九州からの帰り道、インターチェンジから降りた所は山の中。 真っ暗になるまでの僅かな時間に道路脇に車を停めて繁みを覗いてみた。 この時期、しかも昨日と同じ雨という条件で活動している虫は、繁みの奥で鳴いているコオロギ等くらいだ。 諦めかけたその時、ちょうど目の高さにあったヌルデの葉の上に、クダマキモドキがいた。 クダマキモドキにはサトクダマキモドキとヤマクダマキモドキの2種があるそうで、前足が赤いのがヤマクダマキモドキだそうだ。 よって今日出会ったのはサトクダマキモドキということになる。 「グルグル」と地味な声で鳴くと、図鑑には載っていたが、私は確認したことはない。 この片足がとれたクダマキモドキは、冷たい雨にうたれながら、触角を力なく垂れ下げて、いったい何をしているのだろうか?