2000.09.26 ホオズキカメムシ
庭先の大理石の上に後足が頑丈そうなカメムシがいた。 まるでカニの足みたいなこのカメムシ、我が家の図鑑であてはまるのはホオズキカメムシしかいない。 「ホオズキ」には興味深い説があり、集英社の「原色昆虫百科図鑑」には「古名ではカメムシ類を“ホウ”とよび、これの多くつく草を“ホウヅキ”といった。ホオズキにもっとも多くつくのは本種であり、古くから知られていたことがわかる」と書いてあった。 そういえば近所のオバチャンたちは、カメムシのことをホウムシ、ホウウジと言う。 しかし広辞苑によると、ホウズキとは「頬付=かおつき」が語源か?と書いてあった。 何がホントやらよくわからないが、普段なんとも思ってないことでも、調べてみるといろいろな話に出会えて面白い。