2000.09.21 コクワガタ
長門市での用事を終え、帰途についたのだが、私は昔から同じ道を通りたくない性格なのだ。 せっかくの道中だから、行きと帰りは違った道を通りたくなるのだ。 帰りは俵山温泉という落ち着いた湯治場を抜けて帰ることにした。 その途中の峠道が、なんとクヌギだらけだったのだ。 こりゃ何かいるぞ!と直感した私は、車をとめて1本のクヌギに近づいた。 真夏ほどではないにしても、樹液の匂いが胸をワクワクさせる。 何ヶ所か幹の表皮がめくれたようになっていて、そこを覗き込むと、コクワガタのオスがいた。 左端に写っているのはヨツボシオオケシキスイである。 この時期まで活動しているクワガタは、殆どがコクワガタやヒラタクワガタ等、成虫で越冬する種である。 しかし、昨年の10月1日にノコギリクワガタのオスを見たこともある。 昆虫の生態は教科書通りではないのだ。