2000.09.08 ハラナガツチバチ
台風の影響で夕方から雨が降りだした。ちょうど愛犬との散策に行こうと靴を履いた時に強く降りだしたので、今日は短い散策だった。 写真は一枚も撮れなかった。 この画像は、日中に自宅裏で撮ったハチの写真だ。種名についてはイマイチ自信がないが、ツチバチの一種でハラナガツチバチだと思われる。 名前の通り、ハチの仲間にしては異様に長い腹が目立つ。 
ツチバチの仲間は、成虫は写真のように花に集まるが、幼虫はコガネムシ等の幼虫を食べるそうだ。産卵期を迎えたメスは土の中にもぐり、コガネムシ等の幼虫を毒針で刺して神経を麻痺させ、その周りに部屋を作り、コガネムシの幼虫に卵を産み付けるらしい。 コガネムシが好きな私にとっては、ちょっとだけムッとする習性であるが、そうやって自然界はバランスを保っているのだから、私の一方的な感情で腹を立てるのはよろしくない。
自然界のバランスということだが、今ちょうどニュースステーションで川辺川利水問題をやっている。ダム建設にあたって行政側は「住民の3分の2の同意がある」と言ってるが、現地の農家の人達の半数以上は反対し、訴訟をおこしたのだ。 にもかかわらず「見直し」にはならないのですよ。 一体誰のための公共事業なんでしょうか? と問題提議していた。 ダムを建設すれば確かに極一部の関係者は金銭的に潤うのかもしれないが、その一方で取り返しのつかない生態系破壊をし、長期的展望に立てば私達の次の世代の者が困ることになるだろう。 政治家さんや業者さんは「感傷的だ」の一言で済ませてしまうのかもしれないが・・・。