2000.09.06 アオマツムシ
そういったわけで、今日は散策どころではなかった。 
夜寝る前に、ベランダに飛んできたのはアオマツムシ。 マツムシというと歌にもあるように「チンチロリン」と鳴くように思われているが、それは在来種のマツムシの話。在来種は写真のような緑色ではなく、薄茶褐色である。 写真のアオマツムシは外国から入ってきて帰化したらしい。鳴き方も在来種とは違い、「リューリュー」と鳴く。 夜の灯が好きらしく、部屋の網戸には数匹のアオマツムシがひっついている。 写真左がオス、右がメスである。羽の模様で簡単に区別がつく。オスの羽には複雑な模様があり、これを擦り合わせることで鳴き声が出せるのだ。
個人的な意見だが、大勢で「リューリュー」とやかましく鳴くアオマツムシよりも、草陰で「チンチロリン」と鳴く在来種の方が、風情があって好きだ。