2000.08.26 ベッコウシリアゲ
朝の散策は午前5時半前後に行く。もうちょっと遅くてもいいのだが、5時過ぎから愛犬が起きて待っているのだ。常に繋がれている我が家の愛犬は、朝夕の散歩が何よりの楽しみなのだ。人間のエゴで繋いでいる以上、可能なかぎり尽くしてやりたい。 
日ごと夜明けが遅くなってゆくこの頃、薄暗い繁みの中にベッコウシリアゲがいた。写真館に載せているヤマトシリアゲとよく似ているが、こちらの方が一回り小さく、体はご覧のようにベッコウ色である。シリアゲの名前の由来は、腹の先っぽをピョコッっと上げているところからついた。頭を見ると目の下から長い口が伸びていて、馬を連想させるような顔をしている。 図鑑によると、この口で弱ったり、死んだりした昆虫などの体液を吸うらしい。