2000.08.21 ツクツクホウシ
お盆前の“日照り”とはうってかわって、連日ぐずついた天候である。今朝は雷の音と共に目覚め、寝起き早々冷や汗ものだった。愛犬はもっと悲惨で、暴れまくったあげく、雨の中で悲鳴をあげていた。スマン、もっと早く起きてやればよかった。
夕方、裏庭の北山杉にツクツクホウシがいた。お盆の頃からツクツクホウシが盛んに鳴いている。ツクツクホウシの名前は、その鳴き声による。人によってその表現は違うが、私の耳に聞こえる鳴き声を文字にすると「チュクチュクチュクチュク オーシ チュクチュクチュクオーシ(以下数回繰り返しながらテンポアップ)チュクリンヨーチュクリンヨーチュクリンヨー チィ〜・・・」といった感じだ。さらに、ツクツクホウシは、1匹のオスが鳴いていると、近くにいる別のオスが合の手のように「チィ〜」と鳴くのが面白い。 私は子供の頃は“ツクツクボウシ”と呼んでいた。また私の父は“ツクリンヨー”と呼ぶ。呼び方にもいろいろあるものだ。
以前広島の友人F君が言っていたが、「子供の頃、ツクツクホウシが鳴きだすと、夏休みも残り少なくなってきたのが実感されて、もの寂しかった」そうだ。たしかにツクツクホウシは夏の終わりを感じさせる昆虫だ。