2000.08.18 ウスバカゲロウ
久しぶりの雨はとても嬉しいのだが、午後は雷が鳴りだしてしばらく生きた心地がしなかった。
夕方には雨もあがったので、自宅裏の畑に行ってみるとウスバカゲロウが飛んでいた。ウスバカゲロウの幼虫は、軒下や大木の根本の乾いた地面に、すり鉢状の穴を掘ってアリを捕まえるアリジゴクとして有名だ。 発見場所のすぐ側には、風呂たき用のマキが積んであり、その下にはアリジゴクがたくさんいる。 あの小さいアリジゴクが、どうやって体長4cm弱のウスバカゲロウに成るのか不思議である。ウスバカゲロウという名前は漢字で書けば「薄羽蜉蝣」。「カゲロウ」とは「飛ぶさまが陽炎(かげろう)のひらめくように見えるから」(広辞苑)だそうだ。 余談になるが、私の妹は「昔から“ウスバカゲロウ”がどうしても“うす馬鹿・下郎”と聞こえる」と、わけのわからない事を言っていた。