2000.07.29 ノコギリクワガタ
暑かった消防団の訓練も、昨日で終わった。いよいよ明日は競技大会である。ということで、夕べはお決まりの飲み会だった。年々内蔵の衰えを感じている私にとって、5時間以上飲み続けるのはかなりきつい。しかし40代後半の先輩方は、高性能なアルコール分解酵素を内蔵されているのだろう、延々と飲み続けていらっしゃる。この世に消防団ほど酒を飲む集団を私は知らない(笑)。
もうろうとした意識のまま朝を迎え、愛犬と共に千鳥足で散策に出掛けた。 裏山にある細いクヌギの木にノコギリクワガタの夫婦がいた。この夫婦、昨日の夕方も同じ場所で交尾をしていたのだが、今朝は交尾を終えて樹液をなめるメスを、オスが守っているようであった。 朝日を浴びて茜色に輝くオスは、小型ながら堂々としたものである。 ノコギリクワガタは、その大小によって個体の変化が大きく、大型で大アゴが強く湾曲したものを「長歯型」、中型で大アゴの湾曲が弱いものを「両歯型」、写真のように小型で大アゴがほとんど湾曲していないものを「原歯型」というらしい。 この個体差は、既に幼虫の時に決まっていて、小型のものが成長して大型になるということはない。