2000.07.07 ヒグラシ
朝少し早く起きて、昨日の夕方に訪れた雑木林に行ってみた。早朝の雑木林に「カナカナカナ」という澄んだ声が響いている。ヒグラシの声だ。 私の偏見かもしれないけれども、他の大抵のセミの鳴き声が「暑さ」を思わせるのに対して、このヒグラシの声だけは独特の哀愁を帯びた、涼しげな声として耳に響く。早朝や夕方の比較的涼しい時間帯にしか鳴かないということもあるが、あの「カナカナカナ・・・」という声は、どこかもの寂しい感じがする。 この雰囲気に近いものといえば、夜の田んぼで鳴くカエルの声。真暗な田んぼでしきりに鳴くカエルの声に包まれていると、孤独感にも似たもの寂しさにおそわれる・・・と友人(龍ちゃん)と話したことがあるが、皆さんは如何ですか?