2000.07.01 ニジュウヤホシテントウ
今朝はすごい朝モヤだった。何せ我が家の愛犬は朝が早いので、散歩係の私も必然的に早起きになってしまう。6時過ぎには晴れだしたので、自宅周囲を少し散策した。 朝露がきらめく中、ニジュウヤホシテントウがじっとしていた。
ニジュウヤホシテントウというと、ジャガイモ等の害虫として有名である。私も幼い頃「悪い奴」として教わってきた。しかし、よく考えてみると、この「悪い奴」っていうレッテルは人間が勝手につけているだけなのだ。しかも「自分の都合」によってである。自分にとって得になるものは「善」、損になるものは「悪」、という自己中心的な見方、損得勘定によって「善・悪」を判断しているのが私達だろう。だから「目先の便利さ・欲望を満たすだけの表面的な豊かさ」にとらわれて、平気で山や川を破壊しているのだと思う。 もちろん私もその恩恵に与っているのだけれども、そのような利己的な自分を内省してゆく目は失いたくない。 既成概念に振り回されて、大切なものを見落とさないようにしたい。 害虫の代表選手とされているニジュウヤホシテントウだって、よく見るとこんなに愛らしい顔をしているのだから・・・。